富士山噴火周期の真相と300年沈黙の謎!迫るリスクと最新の防災対策

富士山噴火周期の真相と300年沈黙の謎!迫るリスクと最新の防災対策に関する最新の話題を分かりやすく解説いたします。

富士山が最後に火を噴いたのは、江戸時代中期の1707年(宝永4年)「宝永噴火」です。この噴火では山頂ではなく南東側山腹に3つの火口(宝永火口)が開き、大量の火山灰やスコリアを噴出。江戸の町にも約2週間にわたって灰を降らせ、昼間でも行灯が必要なほどの暗闇をもたらしました。

宝永噴火から現在に至るまで、富士山は300年以上にわたり大規模な噴火を起こしていません。これほど長い沈黙が続いている理由について、火山物理学では「宝永噴火でマグマ溜まり内部の圧力が一気に開放され、空っぽに近い状態になったため」と説明されてきました。また、宝永噴火のわずか49日前に発生したM8.6規模の「宝永地震(南海トラフ巨大地震)」が地殻応力を大きく変化させたことも影響しています。

気になる現在の地下構造ですが、気象庁や大学などの観測網により、山頂直下の深さ約10〜20km付近に巨大なマグマ溜まりが存在していることが判明しています。地下深部からのマグマ供給は完全に途絶えたわけではなく、300年という時間をかけて徐々にエネルギーを充填している段階です。一部の専門家からは「沈黙が長ければ長いほど、次回の噴火時に噴出するマグマの量が多くなり、爆発的な大噴火になる危険性がある」との指摘も出ています。

池田 達也

池田 達也

マネー&キャリアエディター

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。

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