プロが教える人工芝の正しい掃除|カビ・臭いを防ぐ完全版

プロが教える人工芝の正しい掃除|カビ・臭いを防ぐ完全版の見逃せないポイントをわかりやすく整理しました。

広範囲の人工芝を人力のほうきだけで手入れするのは多大な労力を要します。電動工具や家電を適切に活用することで、作業効率は劇的に向上します。

人工芝における掃除機のかけ方と機種選定

家庭用のキャニスター型やコードレス掃除機を屋外の人工芝に使用することは可能ですが、いくつか厳守すべきルールがあります。人工芝における掃除機のかけ方で最も重要なのは、「回転ブラシ(モーターヘッド)をオフにするか、隙間ノズル等の固定アタッチメントに付け替える」ことです。強力な回転ブラシはパイルを巻き込んで引きちぎったり、芝のクッション性を保つために充填されている珪砂(けいさ)を一気に吸い上げてモーターを故障させたりする原因になります。また、屋外用の乾湿両用集じん機を使用するのが本来の推奨であり、湿った芝生で一般の室内用掃除機を使うと漏電や故障の原因となるため絶対に避けてください。

人工芝の掃除にケルヒャー(高圧洗浄機)を使用する際の圧力限界

人工芝の掃除にケルヒャーなどの高圧洗浄機を使用する際は、水圧と照射距離のコントロールが生命線となります。高圧洗浄機は泥汚れや隙間の砂埃を一掃する強力なツールですが、最大圧力(10MPa以上)の直噴ジェットを近距離から照射すると、パイルの根本が破断し、最悪の場合は基布を貫通して防草シートをめくり上げてしまいます。使用する際は必ず「扇状(広角)ノズル」を装着し、ノズル先端を芝面から最低でも30cm以上離した状態で、水圧を中〜弱(5〜7MPa程度)に絞って作業を行ってください。

人工芝用ブロワー・集じん機とおすすめほうきの使い分け

敷地面積が30平米を超えるような広い庭では、人工芝用ブロワーや集じん機を導入するのが最もタイムパフォーマンスに優れます。送風機能(ブロワー)で庭の隅に落ち葉や枯れ葉を吹き集め、バキューム機能で吸い取ることで、珪砂を吸い込まずに軽量なゴミだけを短時間で回収可能です。

一方、手動の道具を選ぶ場合、人工芝の掃除に使うほうきのおすすめは、コシのある「ポリプロピレン(PP)製」または「ナイロン製」の極太穂先を持つ屋外用箒です。天然素材の竹箒は硬すぎてパイルを傷つけやすく、柔らかすぎる座敷箒では重みのあるゴミを掻き出せません。

中島 亮太

中島 亮太

写真家・フォトエディター

シンプルで洗練された住まいづくりとインテリアコーディネートのアイデアを提案しています。

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