リトルセントジェームス島の現在と真相|法廷文書と売却が明かす闇の全貌

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リトルセントジェームス島が「悪魔の島」「乱交島」などと世間から忌み嫌われるようになった発端は、元ヘッジファンドマネージャーのジェフリー・エプスタインがこの島を買い取った1998年に遡る。セント・トーマス島からヘリコプターや専用ボートでしかアクセスできないこの閉鎖空間は、政財界や学会の要人を招く豪奢な社交場であると同時に、組織的な性搾取の舞台として機能していた。

被害者女性たちによる法廷証言や手記によると、島内ではマッサージやモデルの仕事を口実に集められた未成年を含む女性たちが、外部との連絡を厳しく制限された状態で拘束されていた。当時エプスタインの長年のパートナーであり、側近として動いていたギレーヌ・マクスウェルは、少女たちのスカウトや心理的懐柔、移動の手配を緻密に統括していたことが裁判で認定されている。

バージニア・ジュフリー氏をはじめとする告発者たちは、島内での出来事について「逃げ場のない完全な密室で、支配者に逆らえば社会的にも抹殺されるという恐怖に支配されていた」と証言している。島には専属の警備員、清掃員、調理スタッフが常駐していたものの、彼らには厳格な秘密保持契約(NDA)が課され、敷地内で起きている異様な光景について口を開くことは固く禁じられていた。

山口 彩花

山口 彩花

写真家・フォトエディター

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。

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