割印とは?契印との違いや正しい押し方・位置と法的効力を徹底解説

割印とは?契印との違いや正しい押し方・位置と法的効力を徹底解説についての疑問解決ガイドを徹底解説します。

「割印(わりいん)」とは、2通以上の独立した文書にまたがって押す印鑑のことです。同じ内容で作成された2通の契約書(正本と副本、甲用と乙用など)や、原本と謄本、領収書とその控え(半券)などが、同時に同じ内容で作成された関連文書であることを証明するために行われます。 ビジネスの現場で最も頻発するトラブルが「契印」との混同です。両者は目的も押す対象も明確に分かれています。

割印と契印の違いを端的に言えば、「複数の別々の書類をつなぐのか(割印)」、「1つの書類の複数ページをつなぐのか(契印)」という点に尽きます。たとえば、2部作成した契約書を並べてその境目に押すのが割印であり、3枚綴りの契約書が途中で抜き取られたり差し替えられたりしないようページの境目や製本テープに押すのが契印です。

また、実務で頻出する「捨印(すていん)」や「消印(けしいん)」とも混同してはなりません。

  • 捨印と割印の違い:捨印は後日、書類に軽微な誤記が見つかった際に相手方が訂正できるように、あらかじめ余白部分(欄外)に押しておく訂正用の印です。白紙委任に近いリスクを持つため、割印とは性質が根本から異なります。
  • 割印と消印の違い:消印は、契約書や受領書に貼付した収入印紙や郵便切手が再利用されるのを防ぐため、印紙と台紙にまたがって押す印です。課税文書の税務処理として印紙を「無効化」することが目的であり、文書同士の関連性を担保する割印とは役割が違います。
橋本 菜々子

橋本 菜々子

トレンドリサーチャー

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。

Share this article
Twitter Facebook Pinterest