Rc造耐用年数は47年で住めない?寿命100年説の真相と購入の判断基準
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「コンクリートよりも先に、建物内部の配管と管理組合の財政が寿命を迎える」。これは、長年マンション修繕の最前線に立つ一級建築士や管理業務主任者たちが口を揃えるリアルな現場の実感です。
RC造建築の寿命を左右する最大の要因は、マンション大規模修繕周期とメンテナンス経緯の質にあります。かつては「12年周期」が業界の標準とされていましたが、近年の資材価格や労務単価の高騰を受けて、足場の架設回数を減らすために高耐久塗料を採用し「15〜18年周期」へと延長を図る管理組合が増加しています。しかし、周期を延ばすことと放置することは全くの別問題です。
特に築35年〜45年を迎えたマンションで深刻化するのが、共用部および専有部の「給排水管の更新問題」です。昭和期に施工されたマンションの多くは、配管がコンクリートスラブ内に埋め込まれており、管の交換に床の解体を伴う莫大な追加費用が発生します。外壁タイルの浮き補修や屋上防水の改修を適切に行っていても、給排水管からの漏水事故が頻発して専有部の住環境が崩壊し、事実上の居住不能状態に追い込まれる事例が後を絶ちません。
知恵袋やマンションコミュニティなどの住民板では、「修繕積立金が過去に適切に値上げされておらず、2回目の大規模修繕で数千万円の一時金徴収を要求された」「高齢の年金生活者が多く、総会で修繕決議が否決され続けて外壁にクラックが放置されている」といった生々しい悲鳴が多数投稿されています。コンクリート自体の耐久性がいかに高かろうと、修繕積立金が枯渇し、住民間の合意形成が破綻した瞬間、そのマンションの「社会的な寿命」は尽きることになります。