納豆は消化に悪い噂の真相|胃もたれの原因と胃腸に優しい食べ方
納豆は消化に悪い噂の真相|胃もたれの原因と胃腸に優しい食べ方にまつわる最新トピックを詳しく紐解きます。
「胃腸の元気をつけたいから」と、感染性胃腸炎や急性胃炎の療養中に納豆を食べる行為は、原則として厳禁です。胃腸炎の急性期は、胃や腸の粘膜がウイルスや細菌の毒素によって剥離・炎症を起こしており、わずかな物理的刺激にも過敏に反応します。
繊維質の塊であり、脂質を含み、腸を刺激する納豆菌を大量に宿した納豆を急性期に胃へ流し込むのは、擦り傷にやすりをかける行為と変わりません。胃腸炎の回復期であっても、通常の固形食や全粥が難なく食べられるようになるまでは、納豆の再開は見送るべきです。
また、「夜遅い時間帯の納豆摂取」も胃もたれ・睡眠障害の大きな火種となります。夕食が21時を過ぎるビジネスパーソンが、ヘルシーだからと納豆ご飯や納豆単品を夜食に選ぶシーンは珍しくありません。しかし、就寝中は副交感神経が優位になり、胃腸の蠕動運動や消化液の分泌量は昼間の半分近くまで低下します。
前述のとおり納豆の胃内滞留時間は2〜4時間に及ぶため、食後すぐにベッドに入ると、未消化の納豆が胃の中に残ったまま停滞します。これが原因となって就寝中の胃酸逆流、翌朝の不快な胸やけや口中の酸っぱさを引き起こします。夕食に納豆を取り入れる場合は、就寝の最低3時間前までに食べ終えるタイムマネジメントが不可欠です。