鍵山優真の父・正和氏の病気と現在|車椅子から復活した親子鷹の奇跡
鍵山優真の父・正和氏の病気と現在|車椅子から復活した親子鷹の奇跡にまつわる役立つ知識を分かりやすく発信ます。
鍵山正和氏の病状をめぐっては、インターネット上で「脳梗塞で倒れた」「突然の脳梗塞」という誤認が長年散見されます。しかし、公の報道記録および関係者の証言が示す正確な病名は「脳出血」です。
異変が起きたのは2018年6月23日、正和氏が46歳の初夏でした。元オリンピアンとして頑強な肉体を誇っていた同氏が自宅で突如意識を失い、救急搬送されたのです。病名は頭蓋骨内で血管が破綻する急性脳出血。一時は生命の危機すら危ぶまれる極めて重篤な状態であり、緊急開頭手術が行われました。当時15歳、中学を卒業して名門・星槎国際高校横浜へ進学したばかりの鍵山優真選手にとって、指導者であり唯一無二の父親を突然失いかねない過酷な現実でした。
手術によって一命を取り留めたものの、医師から告げられた現実は非情なものでした。脳の運動機能を司る領域へのダメージにより、「左半身の完全麻痺」という後遺症が残ったのです。自力での歩行はもちろん、起き上がることすら困難な車椅子生活を余儀なくされ、周囲の誰もが「再び冷え切ったスケートリンクに立つことは医学的に不可能ではないか」と危惧しました。