ニューバランス574と996の違いは?履き心地と木型・サイズ感を比較

ニューバランス574と996の違いは?履き心地と木型・サイズ感を比較について知っておくべき ポイントを厳選して解説いたします。

歩行時の快適性を大きく左右するニューバランス574と996の履き心地比較において、最大の中核となるのがミッドソールのテクノロジーです。

574のソールユニットには、衝撃吸収性に優れたEVA素材を頑丈なポリウレタン(PU)素材のシェルで包み込んだ「ENCAP(エンキャップ)」構造が搭載されています。この構造のメリットは、外側からの衝撃に対するタフさと、歩行時の横ブレを防ぐ高い安定感です。実際にアスファルトを歩くと、靴底全体でどっしりと地面を捉えるような硬質な安心感があり、体重をしっかり支えてくれます。

一方の996(現在主流のアジア製「CM996」)には、EVA素材を高度に圧縮成型した軽量クッション材「C-CAP(シーキャップ)」を主軸に、PU素材を組み合わせた2層構造のインサートが採用されています。足裏が触れた瞬間に感じるソフトな反発力と軽快なしなりは、996ならではの持ち味です。長距離をテンポよく歩き続けるシチュエーションでは、クッションのしなやかさと軽さによって足運びの負担が大幅に軽減されます。

もうひとつ購入検討者が直面するのが、ニューバランス574 996 価格差 理由です。2026年現在の国内正規市場において、基本定番である574(U574/ML574)の実勢価格が11,990円〜13,200円前後であるのに対し、CM996は16,280円〜19,800円前後と、約5,000円前後の価格差が設けられています。

この差は単なるブランドイメージ料ではありません。アッパーに使用されるピッグスキンスエードのなめし工程や毛足のきめ細かさ、メッシュ部分の織りの密度、タン(ベロ)の内部クッション材の厚み、そしてヒールスタビライザーの成型精度に至るまで、CM996にはより高品位なマテリアルと縫製工程が投入されています。また、型番に見られるML574 CM996 違いとして、574が手軽にガシガシ履き倒せる実用靴としての生産最適化を行っているのに対し、996は上位フラッグシップの系譜を継ぐプレミアムな質感再現に重きを置いている背景があります。

比較項目ニューバランス 574(U574/ML574)ニューバランス 996(CM996)編集部の客観評価・基準原型ラスト(木型)SL-2(幅広・甲高・ゆったり設計)SL-1(スリム・細身・フィット重視)足幅Dワイズ基準。日本人特有の幅広足には574が馴染みやすいクッション構造ENCAP(ポリウレタン+EVA)C-CAP+PUインサート(多層成型)574は「どっしりとした安定性」、996は「軽快なしなやかさ」が特徴定価相場(税込)11,990円 〜 13,200円16,280円 〜 19,800円アッパー革の品質・メッシュ密度・ライニング仕立ての差が反映アウトソール深い凹凸のラグソール(トレイル仕様)平坦なブロックパターン(舗装路仕様)未舗装路や雨上がりの地面なら574、街歩きなら996が軽快シルエット丸みのあるボリューミーなフォルムノーズが長くシャープで洗練された形状カジュアル・ワイドパンツには574、綺麗めスラックスには996が好相性

なお、靴愛好家の間で度々語られるニューバランス USA製 アジア製 違いについても整理が必要です。996にはアジア(主に中国・ベトナム)で大量生産される「CM996」のほかに、アメリカの熟練職人が手作業を交えて製造する「M996 / 996v2(USA製、35,000円超)」が存在します。USA製は極上のウルヴァリン社製ピッグスキンスエードや忠実なオリジナルラストを誇りますが、日常履きとしてのコストパフォーマンスと現代的なクッションバランスの良さから、一般市場の9割以上はアジア製CM996が支持されています。

鈴木 陽菜

鈴木 陽菜

テックライター兼ウェブディレクター

暮らしを豊かにする便利アイテムや時短アイデアを中心に、実用的な情報をお届けします。

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