万年筆のインクの入れ方完全解説!手も汚れない吸入のコツと失敗防止策
万年筆のインクの入れ方完全解説!手も汚れない吸入のコツと失敗防止策の見逃せないポイントを徹底的にカバーしました。
Q1:コンバーターでインクを吸入しても半分程度しか入りません。不良品でしょうか?
A1:故障ではありません。特にパイロットの「CON-40」などの小型コンバーターは、構造上空気を巻き込みながら吸い上げる仕様のため、容量の5〜6割程度入れば正常です。どうしても満タンにしたい場合は、一度インクを吸入した後にペン先を上に向けて軽くピストンを押し、空気を抜いてから再度ボトルに浸して吸入する「二段吸入法」がありますが、漏れのリスクがあるため初心者には推奨しません。
Q2:他社製のカートリッジインクを挿して使うことはできますか?
A2:原則として使用できません。日本の主要3社(パイロット、セーラー、プラチナ)はそれぞれ独自の口径規格を採用しています。例外として、欧州共通規格(ヨーロッパ統一規格)を採用している一部の海外ブランド間では互換性がありますが、故障時のメーカー保証対象外となるリスクがあるため、必ずペン本体と同一メーカーの純正インクを使用してください。
Q3:数週間放置したらインクが出なくなってしまいました。直せますか?
A3:ペン先でインクの水分が蒸発し、染料が固着している状態です。コップにぬるま湯(30〜40度程度。熱湯は変形するため絶対不可)を入れ、ペン先を数時間浸してください。固まったインクがじわじわと溶け出し、再び書けるようになります。それでも出ない場合は、各メーカーから販売されている「万年筆用洗浄液」を使用するか、メーカーのアフターサービスに相談してください。
Q4:吸入式万年筆(ペリカン等)の使い始めに注意することはありますか?
A4:本体内部にピストン機構が組み込まれている吸入式は、コンバーターのように首軸から取り外して洗うことができません。使い始める前に一度ぬるま湯をピストンで吸入・排出し、内部の動作確認と初期洗浄を行ってからボトルインクを吸入すると、インクの出が劇的に安定します。