さおだけ屋はなぜ潰れない?会計視点で暴く現代ビジネスの真実

さおだけ屋はなぜ潰れない?会計視点で暴く現代ビジネスの真実に関する気になる情報をわかりやすくまとめました。要点を確実におさえることができます。

住宅街を巡回するトラックから竿を購入する客は、決して多くない。日に数本売れれば良い方だろう。それにもかかわらずビジネスが成立する最大のカラクリは、「ついで買い」と「高単価への誘導」にある。客が「竿だけ」を買いにトラックへ近づいた瞬間、商談の主導権は店側に移動する。古くなった竹の竿を引き取り、耐久性の高いステンレス製の伸縮ポールを勧め、設置作業や専用ブラケットの加工代金まで上乗せする。結果として、数百円の客単価が数万円へと跳ね上がる仕組みだ。

さらに、彼らは決して「竿だけ」を売って利益を得ているわけではない。多くの事業者は、金物屋や建築資材の卸売、解体業といった本業を別に持っている。トラックは本業の移動や資材搬送のついでに走らせており、ガソリン代や車両の維持費はすでに本業側で回収されているのだ。つまり、移動販売で得られる収益は、ほぼすべてが純粋なプラスの利益となる。この二重構造こそが、誰も気づかない独占的な収益化の真相である。

加藤 愛美

加藤 愛美

エンタメ専門ジャーナリスト

マーケティングと消費者心理のトレンドを分析し、現代のヒット商品の背景を読み解きます。

Share this article
Twitter Facebook Pinterest