階名とは?音名との違いやドレミが変わる理由・相対音感の鍛え方を解説

階名とは?音名との違いやドレミが変わる理由・相対音感の鍛え方を解説の背景について、専門知識を取りまとめてご紹介します。

Q1:短調(マイナーキー)の曲の場合、移動ドではどこを「ド」と歌えばいいですか?
A1:短調の階名唱には2つの流派があります。伝統的なソルフェージュで多く用いられるのは「主音をラとする(ラ・シ・ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ)」方式で、平行調(同じ調号を持つ長調)との親和性が高いのが特徴です。一方で、現代のポピュラー音楽理論では主音を「ド」とし、変化記号を用いて「ド・レ・メ・ファ・ソ・レ・テ・ド(マイナースケール)」と捉える方式も広く普及しています。初心者のうちは、響きが自然に取れる「主音=ラ」から入るのが分かりやすいでしょう。

Q2:楽譜を見た瞬間にドの位置が分からなくなるのですが、簡単な見分け方はありますか?
A2:楽譜の左端にある「調号(シャープやフラット)」を見るのが最も確実です。シャープ系の調なら「一番右側のシャープが付いている音の半音上の音」が主音(ド)になります。フラット系の調なら「右から2番目のフラットが付いている音」がそのまま主音(ド)です(※フラットが1つのヘ長調のみ、F音がドになります)。この法則を覚えるだけで、瞬時に移動ドの基準点を特定できます。

Q3:絶対音感を持っている人は、移動ド唱法が苦手というのは本当ですか?
A3:事実として苦手意識を持つ人は少なくありません。絶対音感保持者は音を聴いた瞬間に「物理的な音名(固定ド)」が頭の中に鳴り響くため、たとえばDの音を「ド」と発音することに強い脳内摩擦(違和感)を覚える傾向があります。しかし、理論として階名の概念を上書きしてトレーニングすることで、絶対音感と相対音感(移動ド感覚)の双方をハイブリッドに使いこなすプロミュージシャンも数多く存在します。

橋本 菜々子

橋本 菜々子

トレンドリサーチャー

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。

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