なぜ身分や未婚で激変?江戸時代の女性の髪型に隠された驚きの真実

なぜ身分や未婚で激変?江戸時代の女性の髪型に隠された驚きの真実に関する質問を丁寧にまとめました。専門的な情報をチェックしましょう。

美しい日本髪を維持するため、江戸の女性たちは並々ならぬ労力と費用を投じていました。江戸後期、明和・安永年間(1760〜1770年代)以降になると、専門職である「女髪結い(おんなかみゆい)」が町中で大繁盛します。

当時の記録『守貞謾稿』等によると、女髪結いに依頼する料金相場は1回あたり約100文〜200文(現代の金銭感覚でおよそ2,500円〜5,000円相当)。自分で結えない複雑な髷を保つため、町娘や商家のお内儀は月に2回〜3回(およそ10日に1回程度)の頻度で髪結いを呼び寄せていました。

一度結った日本髪は、1週間から10日ほど崩さずに持たせるのが常識でした。そのため就寝時には、首の下に硬い木製の台をあてて頭部を宙に浮かせる「箱枕(はこまくら)」を使用していました。当時の随筆には「箱枕のせいで首が凝り、熟睡できない」「寝返りを打って髷が崩れる恐怖」といった女性たちの切実な愚痴が書き残されています。また、洗髪(髪洗い)は月に1回から2回程度が限界であり、油と埃による頭皮の痒みやにおいに耐えることも日常茶飯事でした。

山本 拓海

山本 拓海

ヘルス&ウェルネスアドバイザー

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。

Share this article
Twitter Facebook Pinterest