日本のエネルギー自給率はなぜ低い?Oecd最下位級の真相と対策の盲点
日本のエネルギー自給率はなぜ低い?Oecd最下位級の真相と対策の盲点とはどんな影響があるのか? 背景や要点を丁寧に紐解いて紹介します。
日本は国際社会の中でどれほどエネルギーを「他国に依存」しているのか。資源エネルギー庁がまとめた『エネルギー白書』やIEA(国際エネルギー機関)の統計データを突き合わせると、息をのむような格差が可視化される。OECD加盟38カ国中、日本の順位はワースト2位の第37位。下位には小国ルクセンブルクが位置するのみで、主要先進7カ国(G7)の中では群を抜いて低い最下位に甘んじている。
なぜここまで順位が低いのか。決定的な要因は「地政学的な孤立」と「化石燃料の国内産出ゼロ」の掛け合わせにある。欧州諸国であれば、隣国と高圧送電線やガスパイプラインを張り巡らせ、不足分を融通し合うグリッド網が存在する。だが、四方を荒波に囲まれた島国である日本には、いざという時に隣国から電力を買うパイプラインは1本も存在しない。すべての一次エネルギーを自前で調達するか、海上輸送で運び込むしかない宿命を背負っている。