日本のエネルギー自給率はなぜ低い?Oecd最下位級の真相と対策の盲点

日本のエネルギー自給率はなぜ低い?Oecd最下位級の真相と対策の盲点の基礎知識と応用に迫る! わかりやすい言葉でまとめました。

日本は国際社会の中でどれほどエネルギーを「他国に依存」しているのか。資源エネルギー庁がまとめた『エネルギー白書』やIEA(国際エネルギー機関)の統計データを突き合わせると、息をのむような格差が可視化される。OECD加盟38カ国中、日本の順位はワースト2位の第37位。下位には小国ルクセンブルクが位置するのみで、主要先進7カ国(G7)の中では群を抜いて低い最下位に甘んじている。

国名詳細・数値データ一般的な基準・相場編集部の見解・評価ノルウェー約750%〜800%北海油田・ガス田および豊富な水力発電自国消費を遥かに超える莫大な余剰資源を欧州本土へ輸出する絶対的輸出国。アメリカ約105%〜110%シェール革命以降、純輸出国へ転換世界最大の産油・産ガス国として地政学リスクをテコにできる強固な防壁を保持。フランス約55%前後原子力比率約7割(準国産エネルギー扱い)ウラン燃料の長期備蓄性と高密度発電を武器に、欧州有数の電力供給ハブとして機能。ドイツ約35%〜40%脱原発と再エネ大量導入、石炭依存再エネ比率は高いもののロシア産ガス途絶以降、電力輸入と近隣網融通に頼る綱渡り。日本約13%〜14%東日本大震災前の約20%から激減後、微増OECD38カ国中37位。島国ゆえ国際送電網がなく、途絶が即座に国家麻痺へ直結。

なぜここまで順位が低いのか。決定的な要因は「地政学的な孤立」と「化石燃料の国内産出ゼロ」の掛け合わせにある。欧州諸国であれば、隣国と高圧送電線やガスパイプラインを張り巡らせ、不足分を融通し合うグリッド網が存在する。だが、四方を荒波に囲まれた島国である日本には、いざという時に隣国から電力を買うパイプラインは1本も存在しない。すべての一次エネルギーを自前で調達するか、海上輸送で運び込むしかない宿命を背負っている。

山本 拓海

山本 拓海

ヘルス&ウェルネスアドバイザー

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。

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