カサゴの締め方完全版!刺身の旨味が劇変するプロ直伝の脳天・神経締め
カサゴの締め方完全版!刺身の旨味が劇変するプロ直伝の脳天・神経締めの詳細解説を解説します。専門的な知識が満載です。
釣った直後のカサゴを最高級の素材へと引き上げるには、正確かつ無駄のない手順が求められる。プロが実践するアプローチの基本は、「脳天締め」「血抜き」「神経締め」の3工程だ。どれかひとつでも欠けると、肉質に血が回ったりストレスによるATP(アデノシン三リン酸)の消費が進んだりして、本来のポテンシャルを損ねてしまう。
まず最初に行うのが脳天締めだ。カサゴの目と目の間、やや後方の眉間付近にある脳幹に向かって、締めピックを一気に刺し込む。魚体が瞬間的に痙攣し、口が開いてヒレがピンと張れば成功の合図だ。続いてエラ膜を切り、海水の入ったバケツに漬けてしっかり血を抜く。最後に、締めピックで開けた穴から背骨に沿う神経孔へ神経締めワイヤーを挿入する。背側の線状の模様がフッと白や薄色に変化すれば、細胞の死を遅らせる神経締めが完了する。