ソーシャルワークとは何か?善意と一線を画す専門職のリアルと全真相
ソーシャルワークとは何か?善意と一線を画す専門職のリアルと全真相について見逃せない ポイントを分かりやすく解説いたします。
進路やキャリアチェンジとしてソーシャルワーカーを目指すにあたり、避けて通れないのが「待遇」と「資格取得の難易度」です。綺麗事だけでは語れない、数字とキャリアの現実を整理します。
まず年収面について、厚生労働省の各種賃金調査や福祉業界の求人実態データによると、社会福祉士の平均年収はおよそ380万〜450万円程度で推移しています。これは日本の給与所得者の平均(約450万円前後)と同等か、職場によってはやや下回る水準です。公立病院や自治体の福祉専門職公務員として採用されれば、勤続年数に応じて年収600万円以上を目指すルートも開けますが、小規模な民間施設や特定非営利法人(NPO)では300万円台前半にとどまるケースもあり、勤務先による格差が非常に大きいのが特徴です。
続いて資格取得の難易度です。社会福祉士の国家試験合格率は例年30%〜40%台、精神保健福祉士は60%〜70%前後で推移しています。「数字だけ見れば超難関というわけではない」と受け止められがちですが、落とし穴はその受験資格を得るまでのハードルにあります。指定の4年制大学で専門カリキュラムを履修するか、社会人であれば一般大学を卒業した後に通信制や夜間の養成施設で1〜2年学び、さらに数百時間に及ぶ「現場実習」をクリアしなければなりません。働きながら実習日程を確保する負担の大きさから、途中で挫折する受験者も少なくありません。
【プロの結論】おすすめできる人・慎重になるべき人の判断基準
この仕事で長く活躍し、自身のメンタルをすり減らさずにいられるか否かは、明確な適性の違いによって分かれます。
【向いている人】
・「感情と課題」を切り分け、冷静に客観視できる論理的思考力を持つ人
・複雑な行政制度や法律を調べ、交渉・調整することを楽しめる人
・当事者の変化を焦らず、数カ月〜数年単位の長い目で見守る忍耐力がある人
・他者の人生の責任を背負い込まず、仕事終わりのプライベートへ完全に思考を遮断できる人
【おすすめできない人・慎重になるべき人】
・「自分がこの人を救ってあげたい」という強い自己顕示欲や承認欲求が動機の人
・他者の苦痛やネガティブな感情に共感しすぎて、自分まで寝込んでしまう人
・白黒はっきりつけたがり、グレーゾーンの妥協点を見出す対話が苦手な人
・高収入や華やかな社会的ステータスを第一の目的にキャリアを選びたい人