伊勢名物へんば餅の真相!賞味期限や通販事情と赤福との違いを徹底解剖

今注目を集めている 伊勢名物へんば餅の真相!賞味期限や通販事情と赤福との違いを徹底解剖について、詳しいまとめを整理して公開しています。

へんば餅の背景を紐解く上で欠かせないのが、へんば餅の由来と歴史です。へんばや商店の創業は安永4年(1775年)、第10代将軍・徳川家治の時代にまで遡ります。創業の地は、伊勢本街道と参宮街道が合流する宮川の渡し場近く、現在の三重県伊勢市小俣町でした。

かつて江戸や上方から伊勢神宮へ参宮に訪れた旅人たちは、徒歩だけでなく、宿場町から馬を借りて旅を続けていました。しかし、神域の入り口と見なされていた宮川を渡る手前で、馬の貸し出しを行っていた馬子に馬を返却し、渡し舟に乗って川を渡る習わしがありました。この馬を返す場所(返馬所)のすぐそばに店を構え、旅人に振る舞われたことから、「返馬(へんば)餅」と名付けられたのが発祥です。

過酷な徒歩の旅を続けてきた参拝客にとって、馬を返して最後の難所である宮川を渡る前の休憩は、心身をリセットする極めて重要な時間でした。糖分を素早く補給できる甘いこし餡と、腹持ちの良い米粉生地を香ばしく焼き上げた餅は、まさに当時のファストフード兼エナジーフードとして圧倒的な支持を獲得したのです。250年以上の歳月が流れた現在も、伊勢の地で創業当時と変わらぬ製法が実直に守り抜かれています。

鈴木 陽菜

鈴木 陽菜

テックライター兼ウェブディレクター

暮らしを豊かにする便利アイテムや時短アイデアを中心に、実用的な情報をお届けします。

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