レギンスとタイツの決定的な違いとは?厚さやつま先・失敗しない選び方
レギンスとタイツの決定的な違いとは?厚さやつま先・失敗しない選び方について知っておくべき 注意点を分かりやすく解説いたします。
防寒性や快適性だけでアイテムを選べないのが、日本のビジネスマナーや冠婚葬祭の難しさです。特に「ボトムス(外着)」なのか「インナー(肌着)」なのかという認識のズレは、周囲に強い違和感を与える要因になります。
冠婚葬祭における境界線は極めて厳格です。お通夜や葬儀などの不祝儀において、正式な礼装とされるのは薄手の黒ストッキング(20〜30デニール程度でほんのり肌が透けるもの)です。真冬であっても、肌が全く透けない60デニール以上の真っ黒な厚手タイツは「防寒用のカジュアルインナー」と見なされ、略式として扱われます。さらに、足首で肌が分断されるレギンスを喪服に合わせる行為はマナー上、完全にタブーとされています。
オフィスカジュアルにおいても配慮が必要です。一般的な企業において、タイツをスカートに合わせる際は40〜80デニール程度の適度な引き締め感のあるブラックやチャコールグレーが無難なラインとされます。110デニールを超えるようなマットすぎる厚手タイツやリブニットタイツは、職種によっては「カジュアルすぎる」「学生服の延長」と受け取られるリスクを孕んでいます。
また、欧米のアスレジャートレンドの影響でレギンスをズボン代わりに1枚だけで着用するスタイルが見られますが、日本の日常街着やオフィスにおいては慎重な判断が求められます。ヒップラインや股のライン(いわゆるキャメルクラウン)が露出する服装は、公共の場において「下着姿で歩いているような視覚的ノイズ」を与えかねません。レギンスを取り入れる際は、長めのシャツ、ニットワンピース、チュニックなど、必ずヒップが完全に隠れる丈のトップスやボトムスとレイヤードすることが、大人の着こなしにおける鉄則です。