千円札の三つ折りはどっちから?ポチ袋で恥をかかない正しい向きと作法
千円札の三つ折りはどっちから?ポチ袋で恥をかかない正しい向きと作法の具体的な内容に迫る! 専門的な視点で紐解きます。
千円札を三つ折りにする際、最も多くの方が迷うのが「左右のどちらを先に折るべきか」という順序です。礼法における結論から言えば、「肖像画を表に向けた状態で、まず左側を折り、その上に右側を重ねる」のが不動の作法です。
手元に千円札を用意し、以下の3ステップで進めると迷いがありません。
- 表裏の確認:肖像画(北里柴三郎、または野口英世)が描かれている面を「表」とし、手前に向けて横長に置きます。漢数字の「千円」や英語表記「1000」がすっきりと見えている状態です。
- 左から折る:お札全体の横幅の約3分の1を目安に、左端を持って右側へ向かって谷折りにします。
- 右から重ねる:残った右側の3分の1を左側へ向かって折り込み、先に折った左側の紙面の上に重ねます。
完成した状態を見ると、正面から見て右側の端が最前面に出ている状態になります。これには日本の伝統文化における深い儀礼思想が根底にあります。日本の着物の着付けは「右前(自分の右手を先に懐に入れ、左側を外側に重ねる)」であり、これが慶事や平時の基本形です。逆に左側が外側に覆い被さる重ね方は、死装束の「左前」に通じるため、お祝い事やお小遣いであっても慶事の作法に則り、「右が上(外側)」になる折り方が厳格に守られてきた歴史的経緯があります。