メジャーデビューとは?インディーズとの違いや印税・契約の真実を暴く
メジャーデビューとは?インディーズとの違いや印税・契約の真実を暴くとは一体何なのか? 主要なファクトを整理してお届けします。
SNSやネット掲示板で度々話題にのぼる「メジャーデビューしたのに生活が苦しい」「インディーズ時代より手取りが減った」という告白は、決して根拠のない都市伝説ではありません。
年間数百組が華々しくメジャーデビューを飾る裏で、2〜3年以内に契約を解除(いわゆるレーベルからのドロップ)されるアーティストは全体の8割以上にのぼります。メジャーで売れない主な要因は、以下の構造的問題に起因しています。
第一に、損益分岐点の高さです。メジャーレーベルが1組のアーティストを売り出す際、音源制作費、プロモーションビデオ制作費、広告宣伝費、メディアへのアプローチ費用などで数千万円規模の先行投資が発生します。この莫大なコストを回収するためには、数十万人のファンコミュニティか億単位のストリーミング再生が必須となり、ニッチなジャンルで固定ファンが数万人いる程度ではレーベル側が赤字を抱えてしまいます。
第二に、意思決定の遅れとクリエイティブの衝突です。自主活動であれば思い立った翌日にSNSへ楽曲を投稿できますが、メジャーではA&R、宣伝部、タイアップ先企業、法務部門など多数のステークホルダーが関わります。トレンドの移り変わりが早い現代において、リリースまでに半年以上の根回しを要するシステムが足かせとなり、インディーズ時代の瞬発力や独自の世界観が損なわれてしまうケースが後を絶ちません。