知る」の尊敬語・謙譲語、実は間違えている?プロが教える完全使い分け術

知る」の尊敬語・謙譲語、実は間違えている?プロが教える完全使い分け術に関する気になる情報をわかりやすくまとめました。要点を確実におさえることができます。

ネット上のマナー解説サイトや掲示板では、時に過剰で誤った規範が拡散されるケースが見受けられます。その代表格が「『ご存知ですか』は完全なマナー違反であり、絶対に使ってはならない」という極論です。

文法上、「ご存知ですか」は「知る」の尊敬語である「ご存知」に丁寧の助動詞「です」、疑問の終助詞「か」が接続した正当な敬語表現です。したがって、文法的な誤謬ではありません。問題は語法ではなく、対人関係における「心理的ニュアンス」にあります。「知っていますか?」を直訳的に変換しただけのフレーズは、聞き手に「知っていて当然」という無言の圧力を感じさせやすいため、配慮として「ご存知でしょうか」「お聞き及びでしょうか」へと軟着陸させるのが現場の知恵です。

また、昨今のビジネス敬語 一覧などで頻出する「お見知りおきください」も取り扱いが難しい表現の一つです。これは「自分のことを覚えておいてください」という意味の謙譲表現ですが、対等以上の立場から初対面で告げられると尊大な印象を抱く相手も存在します。初対面の挨拶であれば素直に「お見知りおきいただけますと幸甚に存じます」あるいは「今後とも何卒よろしくお願い申し上げます」と伝える方が、余計な摩擦を生みません。

木村 陽翔

木村 陽翔

テックライター兼ウェブディレクター

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。

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