行きを御中に直す正しい書き方とマナー!縦書き横書き徹底解説
行きを御中に直す正しい書き方とマナー!縦書き横書き徹底解説に関する専門家の意見を分かりやすく解説いたします。
送られてきた返信用封筒やハガキに「〇〇株式会社 行」や「〇〇係 行き」と記載されているのは、差出人が自らに対して敬称を用いず、へりくだった表現(謙譲表現)を使っているためです。これを受け取った側がそのまま返送してしまうと、相手を呼び捨てにしている状態と同じになってしまいます。そのため、受取人は差出人の謙譲表現である「行」「行き」「宛」を二重線で消し、敬意を表す「御中」や「様」へ変更する必要があります。
宛名変更を行う際、ビジネス手紙の宛名書き方における大原則となるのが「修正テープや修正液を使わない」という点です。公的な書類やビジネスの信書において、修正テープの使用は「改ざん」の疑念を生じさせるリスクがあるほか、届いた印刷物を物理的に消し去る行為自体が相手への配慮に欠けるとみなされるためです。元の文字に敬意を込めて二重線を引き、脇に正しい敬称を書き添える所作そのものが、日本の伝統的な文書作法として定着しています。
また、「行」だけでなく「行き」と2文字で印刷されている場合や、「宛」と表記されているケースもありますが、対応の基本は同一です。「行き」の場合は2文字とも二重線で消し、「宛を御中に変更するマナー」に沿って速やかに書き直します。筆記用具は宛名が印字されているインクと同色である黒の油性ボールペンまたはゲルインクボールペン(0.5mm〜0.7mm推奨)を使用し、万年筆を用いても構いません。