くれよんのくろくんが愛される理由|あらすじ・ねらいと劇あそび活用法
くれよんのくろくんが愛される理由|あらすじ・ねらいと劇あそび活用法にまつわる役立つ知識を詳しく紐解きます。
全国の保育士・幼稚園教諭が作成する月案や指導案において、『くれよんのくろくん』は秋から冬の生活発表会シーズンに頻繁に選ばれます。保育現場での具体的なねらいとしては、主に以下の3点が設定されます。
- 多様性の受容と自己有用感:自分と友達の得意・不得意を認め合い、誰もが大切な役割を持っていることを実感する。
- 表現の楽しさと達成感:クレヨンの色ごとの特徴を体で表現し、全員で協力してひとつの大きな作品(花火)を完成させる充実感を味わう。
- 造形活動への意欲喚起:物語の鑑賞後に実際にスクラッチ技法を取り入れ、実体験としてアートの面白さに触れる。
特に劇あそびやオペレッタの題材として優れているのは、配役のバランスの良さです。「きいろ(ちょうちょ)」「あか・ピンク(お花)」「みどり(葉っぱ)」「ちゃいろ(土・木)」といったように、園児一人ひとりが明確なキャラクターと役割を持って舞台に立つことができます。
現場での演出では、園児たちが画用紙に見立てた大きな布やボードにカラーテープや手袋で表現を重ね、最後にくろくん役の子どもたちが黒い布を被せて緊張感を生み出します。そしてシャープペン役が登場して布をめくると、ブラックライトに照らされた蛍光塗料の花火が出現するという大掛かりな仕掛けが、保護者からも大きな感動と高い評価を得ています。