赤坂で家賃10万円?議員宿舎の豪華設備と批判が止まぬ実態の全貌
赤坂で家賃10万円?議員宿舎の豪華設備と批判が止まぬ実態の全貌の重要なポイントについて、分かりやすい解説を詳しくお届けします。
都内でも屈指の高級住宅街として知られる港区赤坂。東京メトロ溜池山王駅や赤坂駅から徒歩数分という超一等地に建つのが、地上28階建ての赤坂議員宿舎(衆議院議員宿舎)です。現在、このタワーマンションの議員宿舎の家賃は、3LDK(約82平方メートル)で月額約12万〜13万円台に設定されています。
近隣にある同規模・同平米数の民間タワーマンションを借りようとすれば、賃料相場は控えめに見積もっても月額50万〜60万円以上。敷金や礼金、高額な更新料を支払って暮らす一般の生活者から見れば、まさに「異世界」の価格設定と言わざるを得ません。千代田区紀尾井町にある参議院議員宿舎(清水谷宿舎、約81平方メートル)も同様で、月額約15万8000円と周辺相場を大幅に下回っています。
これほどまでに破格な賃料が成立する背景には、国家公務員宿舎法に準じた独自の算定方式があります。近隣の市場価格や土地の資産価値ではなく、建物の建設費用や経過年数、減価償却などを機械的に計算して家賃を算出しているためです。その結果、周辺の不動産バブルや地価高騰とは完全に切り離され、都心の一等地でありながら地方の公団住宅並みの負担額に抑え込まれています。
さらに世論を逆撫でしたのが、過去に実施された議員宿舎家賃値下げの経緯です。築年数の経過に伴う減価償却ルールをそのまま適用した結果、建設から年数が経つにつれて賃料が引き下げられる事態が発生し、「庶民の家賃は上がるのに議員の家賃だけ下がるのか」と大炎上を招きました。制度の構造そのものが、一般社会の常識と大きく乖離しています。