猫がよだれを垂らす危険なサインとは?緊急度の見極めと原因別対処法

猫がよだれを垂らす危険なサインとは?緊急度の見極めと原因別対処法とは一体何なのか? 専門的な分析を丁寧に紐解いて紹介します。

猫の唾液腺は耳下腺、顎下腺、舌下腺、頬骨腺などに分かれており、交感神経と副交感神経のバランスによって分泌量が制御されています。猫がよだれを垂らす原因は、神経系の弛緩によるものと、口腔や全身の疾患によるものに大別されます。

臨床現場において最初に行われるのは、「生理的な唾液過多」か「病的な流涎(りゅうぜん)」かのスクリーニングです。愛猫の様子を冷静に観察し、分泌されているシチュエーションを把握することが第一歩となります。

猫がよだれをゴロゴロとリラックスしながら垂らしている場合、これは副交感神経が極度に優位になり、口周りの筋肉が緩むと同時に唾液分泌が促進された結果です。喉を鳴らし、甘えてフミフミしている最中に猫のよだれが透明でサラサラとした状態であれば、過度な心配はいりません。

また、猫がよだれを寝てる時に少量こぼす現象も、深い睡眠段階(レム睡眠)に入って口腔内の筋緊張が解けたことによる一時的な生理現象であることが大半です。目覚めた後に普段どおり動き回り、食事を摂るようであれば問題ありません。

一方で、何もない覚醒時に猫がよだれをポタポタ垂れるように絶え間なくこぼしている場合は、明らかな異常シグナルです。嚥下(飲み込み)障害が起きているか、反射的に過剰な唾液が分泌され続けている証拠であり、病的な要因を強く疑う必要があります。

渡辺 美咲

渡辺 美咲

ガジェット&アプライアンスライター

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。

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