賞味期限切れオリーブオイルは使える?未開封・1年後の安全性と活用術
賞味期限切れオリーブオイルは使える?未開封・1年後の安全性と活用術の具体的な内容に迫る! わかりやすい言葉でご紹介しています。
ネット上のQ&AサイトやSNSで頻繁に見かける危険なアドバイスに、「期限が切れて古くなった油も、強火で加熱すれば殺菌されるから大丈夫」という俗説があります。これは食品衛生学的に完全な誤りです。
細菌やウイルスによる食中毒であれば、中心温度75℃以上で1分間以上の加熱によって病原体を失活させることができます。しかし、酸化した油の有害物質である過酸化脂質やヒドロペルオキシドは、熱に強い化学物質です。火を通しても毒性が中和されることはありません。
それどころか、オリーブオイルの期限切れ油を加熱調理に使用すると、すでに結合が不安定になっている脂肪酸分子が高温下でさらに分解・酸化され、アクロレインなどの有毒ガスや異臭成分を爆発的に放出します。劣化した油で揚げ物や炒め物をした際に、部屋中に立ち込める煙で胸が悪くなったり、調理担当者が気分を害したりする現象は、まさにこの有毒なガスを吸い込んだことによる急性の中毒反応です。
「熱を通せば安全」という思い込みは、深刻な胃腸トラブルを引き起こす引き金になりかねません。異臭を放つ油は、加熱しようが生のままであろうが、体内に入れてはならない物質へと変質していると認識してください。