魚の骨が喉に刺さった時の正しい対処法|ご飯丸呑みの危険性と受診目安
魚の骨が喉に刺さった時の正しい対処法|ご飯丸呑みの危険性と受診目安の総合ガイドを解説します。役立つ情報が詰まっています。
耳鼻咽喉科クリニックの診察室では、まず舌圧子(へら)で舌を押さえ、直視下で扁桃腺や舌の付け根周辺を観察します。骨の好発部位は口蓋扁桃(約60〜70%)であり、ここに見えていれば専用の長いピンセット(ルーツェ鉗子など)を用いて数秒で無痛に近い形で摘出されます。しかし、目視で見えない深部に位置する場合は、局所麻酔のスプレーを鼻腔や喉に噴霧した上で、直径3ミリ前後のファイバースコープ内視鏡検査を実施します。
ファイバースコープを用いれば、喉頭蓋の裏側や下咽頭、食道入口部付近まで鮮明なハイビジョン映像で確認でき、モニターを見ながら的確に異物を把持して除去することが可能です。万が一、食道内に入り込んでいる疑いがある場合は頸部〜胸部のCT検査や消化器内視鏡(胃カメラ)が追加されます。
医療機関で処置を受けた際にかかる医療費の相場と、骨の位置に応じた危険度・処置内容の比較は以下の通りです。
夜間や休日に骨が刺さった場合、痛みが我慢できる程度で呼吸が保たれているなら、絶飲食(水分の最小限摂取にとどめる)の状態で翌朝の耳鼻咽喉科クリニックの診療開始を待つのが費用面・確実性の面からも合理的です。救急外来に駆け込んでも当直医が外科や小児科の場合、専門的な器具がなく「翌朝に耳鼻科へ行ってください」と経過観察になる事例が少なくないからです。