「ああああああああ」連呼の元ネタと心理とは?発狂スラングの真相

「ああああああああ」連呼の元ネタと心理とは?発狂スラングの真相の真相や最新動向に迫る! わかりやすい言葉でまとめました。

「ああああ」という文字列が日本人の集合的無意識に刻まれた最初の契機は、1986年に発売されたファミコン用ソフト『ドラゴンクエスト』に遡ります。ゲーム開始時の主人公の名前入力画面において、カーソルの初期位置に配置されていたのが五十音の先頭である「あ」でした。一刻も早く冒険を始めたいプレイヤーや、周回プレイで名前入力を省略したい層が決定ボタン(Aボタン)を無心で連打した結果、爆誕したのが勇者「ああああ」です。当時のゲーム雑誌『ファミリーコンピュータMagazine』や後の開発者インタビューでも言及されている通り、この「Aボタン連打=ああああ」の様式美は、レトロゲーム界隈における最大の共通体験となりました。

このゲーマーカルチャーの記号を「感情の暴走」へと進化させたのが、1990年代末から2000年代にかけて隆盛を極めた匿名掲示板「2ちゃんねる」のテキスト文化です。自作自演が暴かれた瞬間や、激しいレスバトルで完全論破された投稿者が、精神崩壊の演出として「あああああああああああああああああ!!!!」と書き殴る「発狂コピペ」が定着。キーボードのホームポジション(JIS配列における「A」キーは左手小指で打鍵しやすい位置)とも相まって、怒りや理性の喪失を最も直感的に可視化するネットスラングとしての地位を確立しました。

加藤 愛美

加藤 愛美

エンタメ専門ジャーナリスト

マーケティングと消費者心理のトレンドを分析し、現代のヒット商品の背景を読み解きます。

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