副鼻腔炎の悪臭は虫歯が原因?歯性上顎洞炎の真相と受診先の選び方
副鼻腔炎の悪臭は虫歯が原因?歯性上顎洞炎の真相と受診先の選び方の真相について、専門知識を詳しくお届けします。
Q1:歯性上顎洞炎は、市販の蓄膿症治療薬や点鼻薬で治すことができますか?
A1:市販の内服薬(漢方薬や抗炎症薬)や点鼻薬で一時的に鼻づまりを緩和させることは可能ですが、根本的な完治は絶対に不可能です。原因が歯根周辺の細菌感染である以上、歯の内部や骨の病巣を物理的に消毒・除去しない限り、薬効が切れると再発します。市販薬による一時しのぎは病巣を慢性化・拡大させるリスクがあるため、早急な受診をおすすめします。
Q2:原因となっている奥歯を抜歯したら、鼻の症状はすぐに治りますか?
A2:抜歯によって細菌の供給源が断たれれば、軽度から中等度の上顎洞炎であれば数週間から1〜2ヶ月程度で粘膜の腫れが自然消退し、鼻づまりや悪臭は劇的に改善します。ただし、すでに上顎洞の粘膜がポリープ状に肥厚して自然口が塞がっている重症例では、抜歯後も耳鼻咽喉科での投薬や内視鏡手術(ESS)が必要になる場合があります。
Q3:歯科用CT検査や根管治療にはどのくらいの費用がかかりますか?
A3:歯性上顎洞炎の疑いがある場合、歯科用CT撮影は保険適用となるケースが多く、3割負担であれば約3,500円〜4,500円前後です。保険診療による感染根管治療は数千円程度ですが、マイクロスコープや超音波器具を駆使する自由診療(自費)の精密根管治療を選択した場合は、奥歯1本につき5万〜15万円前後が相場となります。
Q4:子どもでも虫歯から副鼻腔炎になることはありますか?
A4:小児では極めて稀です。乳歯や生えたばかりの永久歯の根元は、まだ十分に発達していない上顎洞と距離が離れているためです。上顎洞が成人と同じ大きさに完成し、歯根が洞底に近接する高校生以降から成人期にかけて、歯性上顎洞炎の発症頻度が跳ね上がります。