経営陣の号令はもう届かない?現場主導で勝つボトムアップ革命
経営陣の号令はもう届かない?現場主導で勝つボトムアップ革命についての最新情報をお届けします。
製造業の金字塔であるトヨタ自動車の「カイゼン活動」は、現場主導の真髄を世界に知らしめた。組み立てラインで異常を見つけた作業員が、自らの判断で生産ライン全体を止めることができる「アンドン」の仕組みは、現場に究極の権限委譲がなされている証拠である。微細な無駄や不具合を現場がその場で潰し続けることで、世界最高水準の品質と生産性が維持されてきた。
一方、デジタルカルチャーの旗手であるNetflixは、「コンテキストを共有し、コントロールを手放す(Lead with Context, not Control)」という原則を徹底している。徹底的な情報開示によって現場に経営判断と同じ視界を与え、個々のメンバーに巨額の契約締結や戦略決定を委ねる。管理で現場を縛るのではなく、文脈を渡して走らせる。アプローチこそ異なれど、両社が目指すのは「現場の知性に対する圧倒的な信頼」だ。