映画「アイ, トーニャ」実話の真相!ケリガン襲撃事件に隠された闇

話題沸騰中の 映画「アイ, トーニャ」実話の真相!ケリガン襲撃事件に隠された闇について、多角的な視点をご紹介しています。

2017年に公開された映画『アイ, トーニャ 史上最大のスキャンダル』は、この悲劇を悲痛なトーンではなく、毒とユーモアに満ちたブラックコメディ映画として描く手法をとった。登場人物たちがカメラに向かって直接語りかける「第四の壁」の破壊や、関係者ごとの証言の食い違いをそのまま映し出す「藪の中」スタイルの演出は、何が真相なのかという問いを観客に投げかける。

鬼気迫る怪演を見せたマーゴット・ロビーの立ち振る舞いは、実話の持つグロテスクさと滑稽さを浮き彫りにした。真実などどこにも存在せず、人はただ自分に都合の良い「物語」を信じる。メディアによって仕掛けられた「正義のヒロイン」と「邪悪な悪女」という単純な二元論に対する鮮やかな皮肉が、この映画の真骨頂と言える。

佐々木 一輝

佐々木 一輝

ビジネス戦略アナリスト

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。

Share this article
Twitter Facebook Pinterest