摩利支天とは?戦国武将が愛した勝負の神!ご利益と真言を徹底解説
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中世から戦国時代にかけて、摩利支天は武士たちにとって「勝利の絶対神」として絶大な信仰を集めました。合戦において「敵から見えず、味方は傷つかず、確実に勝利を収める」という摩利支天の特性は、死と隣り合わせの武将たちにとって理想そのものだったからです。
名だたる戦国武将が摩利支天を信仰した記録は数多く残されています。なかでも有名なのが徳川家康です。家康は自らの兜の中に摩利支天の小像を納め、関ヶ原の戦いなどの大一番に臨んだと伝えられています。また、軍師として名高い山本勘助や、加賀百万石の礎を築いた前田利家も摩利支天を篤く崇拝し、旗印や陣中のお守りとして重用しました。
さらに、闇に生きる忍者(忍び)たちの信仰対象としても摩利支天は欠かせない存在でした。気配を消し、敵の目を欺いて任務を遂行する「隠形の術(おんぎょうのじゅつ)」において、術者は摩利支天の印を結び真言を唱えることで、自らの姿を陽炎のように不可視化できると信じられていたのです。