コント55号・坂上二郎の真実|欽ちゃんとの絆と闘病の知られざるドラマ
コント55号・坂上二郎の真実|欽ちゃんとの絆と闘病の知られざるドラマの注目ポイントを分かりやすくまとめてご紹介します。
1970年代に入ると、コント55号の活動と並行して、坂上二郎は単独での表現活動にも大きく舵を切ります。コメディアンとしての枠を軽々と飛び越え、彼が証明したのは「表現者・坂上二郎」としての底知れないポテンシャルでした。
俳優としての決定打となったのが、1974年から放送された大ヒット刑事ドラマ『夜明けの刑事』(TBS系・大映テレビ)です。坂上が演じた日の出警察署の「タヌキ」こと鈴木勇警部補は、鋭い推理力で犯人を追い詰めるヒーローではなく、被疑者の心の痛みに寄り添い、涙を流しながら説得を試みる人情派の刑事でした。哀愁を帯びた佇まいと温かみのある関西弁風の語り口は日本中の視聴者の涙を誘い、最高視聴率25%を超える大ヒット作となりました。
さらに同じ1974年、青木光一門下時代からの宿願であった歌手としても金字塔を打ち立てます。シングル曲『学校の先生』をリリースすると、累計約40万枚を売り上げるスマッシュヒットを記録。教師と教え子の情愛を情感豊かに歌い上げ、第16回日本レコード大賞で作詩賞を受賞するなど、本物のボーカリストとしての実力を世に知らしめました。