三温糖と上白糖の違いの真相!体にいい説の誤解と料理別の使い分け術
三温糖と上白糖の違いの真相!体にいい説の誤解と料理別の使い分け術に関する最新のニュースを速報でお届けします。関心のある方は必見です。
消費者の購買行動を観察すると、「白米より玄米」「白パンより全粒粉パン」といった健康志向の連想から、「白い砂糖=悪、茶色い砂糖=善」という図式を無意識に当てはめてしまう心理傾向(ヒューリスティック判断)が見受けられます。しかし、客観的な数値データはこの仮説を明確に否定します。
文部科学省が公表する「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」に基づき、上白糖と三温糖、そして参考として純度の高いグラニュー糖と未精製の黒砂糖の数値を突き合わせてみましょう。
100gあたりのカロリーを比較すると、上白糖の391kcalに対し、三温糖は390kcal。その差はわずか1kcalに過ぎず、実質的なエネルギー摂取量において違いは皆無です。
ミネラル成分に目を向けると、三温糖には100gあたりカリウムが13mg、カルシウムが6mg含まれています。上白糖の数値をわずかに上回るものの、成人が1日に必要とするカリウム量(2,000〜2,500mg以上)やカルシウム量(650〜800mg)から見れば、料理で使う大さじ1杯(約9g)の三温糖から得られるミネラルは誤差の範囲に留まります。健康増進や栄養補給を主目的に三温糖を選ぶことは、栄養学的な根拠を欠いているのが現実です。