犬の口内にできもの?口腔内腫瘍の画像・見分け方と余命・手術費用
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診断確定後、愛犬の年齢、全身状態、ステージに合わせて最適な犬の口腔内腫瘍の治療方法を選択します。現代の獣医療では、単一の治療だけでなく複数のアプローチを組み合わせる「集学的治療」が主流です。
治療の第一選択となるのは、依然として外科的切除です。腫瘍組織を完全に取り切るため、下顎部分切除術や上顎部分切除術など、骨を含めたマージン(安全域)の確保が行われます。「顔の形が変わってしまうのでは」と躊躇する飼い主も多いですが、犬は顎の一部を切除しても驚くほど順応し、術後数日で自力採食を再開できるケースが大半です。
切除不能な部位にある場合や、完全切除後の再発防止には、犬の口腔内腫瘍への放射線治療が極めて有効な選択肢となります。メガボルト級のリニアック(直線加速器)を用いた高精度照射により、周囲の正常組織へのダメージを抑えつつ腫瘍細胞を叩くプロトコルが大学病院や二次診療施設で定着しています。
さらに、すでに遠隔転移がある場合やメラノーマに対しては、抗がん剤治療、分子標的薬(トセラニブなど)、DNAワクチンや免疫チェックポイント阻害剤といった先端医療がQOL(生活の質)の維持と延命に寄与しています。