なぜ僕らは「情報量が多い画像」にハマるのか?視覚的カオスの正体

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私たちが視覚的カオスにこれほどまでに中毒性を感じる理由は、現代のデジタルコンテンツ環境と脳の仕組みにある。ショート動画やSNSのタイムラインで流れてくる洗練された「わかりやすい情報」に日常的に晒されている脳は、突如現れた脈絡のないカオスに遭遇すると、脳内のパターン認識機能をフル回転させようとする。

認知心理学の視点で見れば、整然とした画像は瞬時に処理されて記憶から消え去るが、アンバランスで矛盾に満ちた画像は「認知の不協和」を引き起こす。脳はその矛盾を解決しようとして画像を細部までスキャンし、隠された「オチ」や違和感を見つけ出した瞬間にドパミンが分泌されるのだ。この「違和感の発見→脳内処理の達成感」というループこそが、私たちがスクロールの手から離れられない中毒性の正体である。

山口 彩花

山口 彩花

写真家・フォトエディター

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。

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