建築家・藤村龍至の思想と代表作|超線形プロセスの革新性と現在

建築家・藤村龍至の思想と代表作|超線形プロセスの革新性と現在に関する注目トピックをまとめてご紹介します。関心のある方は必見です。

1976年、東京都に生まれた藤村龍至は、日本の現代建築界においてきわめて特異かつ知的なバックボーンを持つ建築家です。2000年に東京工業大学工学部建築学科を卒業し、2002年に同大学院修士課程を修了。大学院修了直後には、オランダ・ロッテルダムの先鋭的な建築教育機関である「ベルラーヘ・インスティテュート(Berlage Institute)」へ留学しました。

当時、オランダをはじめとするヨーロッパでは、都市の統計データや社会構造のダイアグラムから空間形態を導き出す「オランダ建築の隆盛」が起きていました。藤村はこの最先端の合理的都市解析を肌で吸収し、帰国後の2005年に自らの事務所(現・RFA)を設立。2008年には東京工業大学にて博士(工学)を取得しています。

その後、東洋大学理工学部建築学科専任講師、准教授として教鞭を執った後、2016年に東京藝術大学美術学部建築科准教授に就任。アカデミズムの中心地で次世代の育成にあたりながら、数々の公共建築や都市再生プロジェクトの現場で指揮を執り続けています。

「建築家個人の思いつきではなく、社会的な課題解決のプロセスそのものを可視化する」という彼の姿勢は、東工大時代に培った工学的論理思考と、藝大という芸術の最高峰が求める造形美の探求が融合した稀有な経歴から生まれた必然と言えます。

渡辺 美咲

渡辺 美咲

ガジェット&アプライアンスライター

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。

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