東日本大震災の津波はどこまできた?内陸5Kmと遡上40Mの全記録
東日本大震災の津波はどこまできた?内陸5Kmと遡上40Mの全記録に関する質問を分かりやすくまとめました。最新データをご確認ください。
Q1:東日本大震災の津波は海岸から内陸何キロまで届きましたか?
A1:地形によって大きく異なりますが、遮る山のない仙台平野(宮城県仙台市若林区、名取市、岩沼市など)では海岸線から内陸約4km〜5kmまで到達しました。また、河川を逆流した津波はさらに内陸深くまで達し、北上川では河口から約49km上流の観測地点でも津波の水位変化が記録されています。
Q2:津波の最高到達点(遡上高)は何メートルでしたか?
A2:現地調査で確定した国内最大記録は、岩手県宮古市重茂姉吉(おもえあねよし)地区で観測された海抜40.5mです。V字型に狭まる谷底の斜面を津波が猛烈な勢いで駆け上がり、明治三陸地震津波(38.2m)を超える史上最高値を記録しました。
Q3:仙台東部道路はなぜ津波を防ぐことができたのですか?
A3:仙台東部道路が周囲の地盤より7メートルから10メートルほど土を高く盛り上げた「盛土構造」で建設されていたためです。この巨大な土手のような堤体が防波堤の役割を果たし、津波の直撃を受け止めて西側の内陸市街地への浸水を劇的に食い止めました。
Q4:過去のハザードマップの浸水想定はなぜ外れてしまったのですか?
A4:当時のハザードマップが、過去数十年の周期で発生していた「宮城県沖地震(マグニチュード7.5〜8.0前後)」を基準に作成されていたためです。2011年に発生したのは複数の震源域が連動した「マグニチュード9.0」という千年に一度レベルの超巨大地震であり、想定を根本から上回る水量が押し寄せたことが原因です。この反省から、現在の防災では最大クラスの津波(レベル2津波)を前提とした見直しが行われています。