新生児のモロー反射が連続する理由|病気や痙攣の見分け方と受診基準

今注目を集めている 新生児のモロー反射が連続する理由|病気や痙攣の見分け方と受診基準について、詳しいまとめを分かりやすく掲載しています。

ネット空間に蔓延する最大の誤解が、「手足を曲げてビクッとする動作が連続している=ウエスト症候群(点頭てんかん)の疑い」という過度な短絡化です。検索エンジンに「新生児 ビクッとする 連続」と打ち込むと、サジェストに「てんかん」「障害」といった不穏な単語が並び、読者をサイバーコンドリア(ネット検索による健康不安症)へと陥れます。

しかし、臨床医学の観点からウエスト症候群の初期症状を詳細に分析すると、新生児期のモロー反射とは明確な相違点が存在します。第一に、発症時期のギャップです。ウエスト症候群の好発年齢は生後4〜7か月であり、新生児期(生後4週未満)に発症することは統計上極めて稀とされています。

第二に、発作の「周期性と規則性」です。モロー反射の連続は、周囲の刺激や本人の動揺によってランダムにバタバタと発生しますが、点頭てんかんの発作は「頭をカクンと下げる(点頭する)」「両腕を一瞬ビクッと挙上する」という同一の短縮動作が、5〜10秒おきに機械のように規則正しい間隔で数分間にわたり繰り返される(シリーズ形成)という特徴を持ちます。さらに、発病前まではあやせば笑っていた子が急に笑わなくなる、視線を合わせなくなる、首のすわりがぐらつくといった「発達の後退」を伴う点が決定的な相違点です。

山口 彩花

山口 彩花

写真家・フォトエディター

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。

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