8時間寝ても眠い原因とは?朝だるい理由と睡眠の質を高める秘訣
8時間寝ても眠い原因とは?朝だるい理由と睡眠の質を高める秘訣について重要なポイントを解説いたします。最新の情報をお届けします。
単なる生活リズムの乱れではなく、医療機関での治療が必要な疾患が背景にあるケースもあります。その筆頭が睡眠時無呼吸症候群です。太った中年男性の病気と思われがちですが、実は顎が小さい・後退している骨格を持つ日本人は、痩せていても気道が塞がりやすく、若年層や女性の患者も少なくありません。就寝中に呼吸が止まるたびに血中酸素濃度が急激に低下し、脳が窒息の危機を感じて心拍数を跳ね上げるため、寝ている間中ずっとフルマラソンを走っているような負荷が心臓と血管にかかります。
また、脳の覚醒維持システムに異常が生じる過眠症のサインにも警戒が必要です。代表的な中枢性過眠症であるナルコレプシーでは、どれだけ夜間に眠っていても、日中に耐え難い睡眠発作が繰り返し生じます。大笑いしたり驚いたりした瞬間に全身の力が抜ける「情動脱力発作(カタプレキシー)」や、寝入りばなに鮮明で恐ろしい夢を見る「入眠時幻覚」、体が動かなくなる「睡眠麻痺(金縛り)」が典型的な徴候です。
これらに該当するかどうかを客観的に見極めるため、日本睡眠学会などのガイドラインをベースにした睡眠外来の受診目安を確認しておきましょう。以下の項目のうち2つ以上が当てはまる場合、あるいは症状が1か月以上持続している場合は、専門医による終夜睡眠ポリグラフ検査(PSG検査)の受診を推奨します。
- 家族や同居人から、激しいいびきや呼吸の停止を頻繁に指摘される
- 十分寝ているはずなのに、起床時に頭痛がする、または口や喉がカラカラに渇いている
- 重要な会議中や車の運転中、食事中など、居眠りしてはならない場面で強烈な睡魔に襲われる
- 日中の強い眠気により、仕事での重大なミスや学業の著しい低下が続いている
- 感情が大きく揺れ動いたときに、膝の力が抜けたり呂律が回らなくなったりする