5月の花粉症が治まらない原因とは?イネ科・黄砂の正体と2026年対策
5月の花粉症が治まらない原因とは?イネ科・黄砂の正体と2026年対策について押さえておきたい 理由を分かりやすい構成で解説いたします。
臨床現場で患者の訴えを分析すると、5月の花粉症はスギ花粉の時期と比較して、鼻づまり以上に目のかゆみと喉のイガイガ原因が強調される傾向にあります。
都内の耳鼻咽喉科専門医は診察現場のリアルを次のように明かします。「イネ科の花粉粒子はスギよりも小さく、呼吸器粘膜に直接付着しやすい性質を持っています。草むらの近くを歩いただけで、まるで喉の奥にトゲが刺さったような違和感や、気管支の収縮感を訴えるケースが目立ちます。さらに、目の結膜は草花から舞い上がった粒子を直接受け止めるため、まぶたの裏側まで激しい炎症を起こしやすいのです」。
ソーシャルメディア上でも、連休明けから「顔全体が粉をふいたように痒い」「目の周りが赤く腫れ上がって化粧ができない」といった投稿が急増しています。これこそが花粉症による肌荒れ皮膚炎の真相、医学的に「花粉皮膚炎」と呼ばれる病態です。
5月は年間のなかでも紫外線(特にUV-A波)の照射量が急激に跳ね上がる季節です。強い紫外線によって角質層のバリア機能が低下した肌に、飛散するイネ科花粉や黄砂の微粒子が付着すると、肌の表面でアレルギー反応が誘発されます。乾燥してバリアが破壊された皮膚の隙間からアレルゲンが真皮層近くまで侵入し、激しい痒みや湿疹、赤ら顔を引き起こす負の連鎖が生じています。