8時だョ全員集合の真実|最高視聴率50%超の裏側と終了の真相

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番組の歴史における最大の転換点は、1974年のメンバー交代劇でした。結成初期からの中心人物であり、「This is a pen!」や「何だバカヤロー」のフレーズで絶大な人気を誇った荒井注が体力の限界を理由に脱退を表明。後任として白羽の矢が立ったのが、当時いかりやの付き人を務めていた志村けんでした。

志村けんの加入当初、視聴者の反応は決して温かいものばかりではありませんでした。すでに完成されたグループのグルーヴに馴染むまでには時間を要し、客席の反応が冷え込む苦しい時期が続きます。しかし、1976年に地元・東京都東村山市の民謡をアレンジした「東村山音頭」を披露したことで状況は一変。志村の持つエキセントリックなリズム感とナンセンスなギャグセンスが爆発し、番組に新たな黄金期をもたらしました。

志村の才能が遺憾なく発揮された代表例が、加藤茶との名コンビによるヒゲダンスです。1979年にスタートしたこのコーナーは、黒い燕尾服に付けヒゲをつけた二人が、無言のまま軽快なステップを踏みながら様々な曲芸に挑戦するパントマイム芸でした。

BGMとして採用されたテディ・ペンダーグラスのソウル・ミュージック「Do What You Wanna Do」のベースラインに乗せ、グレープフルーツをサーベルで突き刺す、バケツの水をこぼさずに回すといったスリリングな挑戦を展開。言葉を一切使わない「サイレント・コメディ」の形式をとったことで、言語の壁を越え、日本中の学校で子供たちがヒゲを模した鉛筆を鼻の下に挟んで踊る社会現象へと発展しました。

高橋 健太

高橋 健太

ライフスタイル編集者

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。

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