甘夏の旬はいつ?収穫とズレる本当の食べ頃を徹底解説

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農林水産省の果樹生産出荷統計によると、甘夏の国内主要産地は熊本県、愛媛県、和歌山県、鹿児島県が上位を占めています。温暖な海岸沿いの傾斜地で太陽光を浴びて育つ甘夏は、産地の気候特性によって出荷時期が巧みにリレーされます。

トップシェアを誇る熊本県(主に不知火海沿岸や天草地域)では、2月頃から「貯蔵甘夏」の出荷が始まり、3月〜4月にかけて「木成り甘夏」が最盛期を迎えます。熊本産の甘夏はミネラル豊富な潮風と日照時間の長さから、果汁のジューシーさに定評があります。続く愛媛県では、段々畑の水はけを活かした高糖度な仕上がりが特徴で、3月から5月上旬まで安定して供給されます。和歌山県では伝統的な木造貯蔵庫を用いた熟成技術が発達しており、酸味の角が取れたまろやかな甘夏が春本番に向けて流通します。

また、春の甘夏シーズン後半から初夏(4月中旬〜5月下旬)にかけて登場するのが、田口新甘夏とも呼ばれる「サンフルーツ(新甘夏)」です。通常の甘夏よりも皮のキメが細かく滑らかで、甘みが一段と際立っており、初夏のデザート需要を牽引する存在として注目されています。

橋本 菜々子

橋本 菜々子

トレンドリサーチャー

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。

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