虎視眈々とは?意味と語源・誤用を防ぐビジネス例文まで徹底解説

虎視眈々とは?意味と語源・誤用を防ぐビジネス例文まで徹底解説について押さえておきたい ポイントを厳選して解説いたします。

「虎視眈々(こしたんたん)」とは、虎が獲物を捕らえようとしてじっと見下ろすように、鋭い目つきで機会を狙い澄ましている様子を表す四字熟語です。「虎視」は文字通り鋭い眼光で見つめる虎の視線、「眈々」は目を怒らせて獲物をじっと見つめる、あるいは下を向いて鋭く見据えるさまを意味しています。

この言葉の原典は、古代中国の五経の一つである『易経(えききょう)』の「頤(い)卦」に登場する一節に遡ります。原典には「虎視耽耽(眈眈)、其の欲逐逐たり」と記されており、虎が獲物を仕留めようと貪欲なまでの執念を燃やしながら、身じろぎもせず凝視する様子が描写されています。ここで注目すべきは、単に「ボーッとチャンスを待っている」のではなく、全身の筋肉を極限まで緊張させ、一撃で仕留める間合いを測っているという極めて能動的な状態を指している点です。

漢字表記において「眈」に「目偏(めへん)」が用いられているのは、視線そのものに宿る圧倒的な集中力を視覚的に象徴するためです。古い文献では「耽耽」と書かれることもあり、「耽る(ふける)」という字が持つ「一つの物事に深く没頭する」という語感からも、標的に対して全身全霊の意識を注ぎ込んでいる緊迫感が伝わってきます。

山下 哲也

山下 哲也

自動車・モビリティライター

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。

Share this article
Twitter Facebook Pinterest