わかめ食べ過ぎで甲状腺異常?専門医が警鐘を鳴らす意外な健康被害

わかめ食べ過ぎで甲状腺異常?専門医が警鐘を鳴らす意外な健康被害の重要なポイントについて、専門知識を取りまとめてご紹介します。

海藻を多く食べる日本の食文化は、世界中から長寿の秘訣として注目されてきた。とりわけ、味噌汁の具や酢の物として愛される「わかめ(褐藻類)」は、低カロリーでミネラルや食物繊維が豊富だ。だが、内分泌内科学の視点から見ると、この身近な食材には見落とせない性質が潜んでいる。

原因は、ミネラルの一種であるヨウ素(ヨード)の過剰摂取だ。甲状腺は全身の代謝を司る甲状腺ホルモンを作り出す臓器であり、その原料がヨウ素である。しかし、原料が入れば入るほどホルモンが作られるわけではない。大量のヨウ素が一気に体内へ入ると、甲状腺は一時的にホルモン合成をストップさせてしまう。これは「ウォルフ・チャイコフ効果」と呼ばれる生体防御反応の一種だ。この現象が長引くと、だるさ、むくみ、体重増加、皮膚の乾燥といった「甲状腺機能低下症」に似た症状を引き起こす。

山崎 陸

山崎 陸

ガジェット&アプライアンスライター

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