なぜ「最近殺人事件が多い」と感じる?統計データと治安の真相
なぜ「最近殺人事件が多い」と感じる?統計データと治安の真相についての真相を徹底解説します。
客観的な発生件数が減っているにもかかわらず、なぜ多くの人々が「治安が悪化した」と確信してしまうのでしょうか。ここには、犯罪統計と体感治安の乖離という心理的メカニズムが働いています。
内閣府が実施する世論調査でも、「日本の治安が悪化していると感じる」と答える割合は約7割に達しています。このギャップを生み出す要因の一つが、刑法犯全体の認知件数が底を打ち、自転車盗や特殊詐欺などの軽微犯罪・財産犯が一部で増加に転じたことです。
街頭犯罪の増加や身近な詐欺の急増が「世の中全体が物騒になった」という不安のベースを作り出し、そこに単発の凶悪事件報道が重なることで、殺人事件そのものも増えているかのような錯覚を引き起こしています。