重信メイが明かす過酷な潜伏半生と激動する中東情勢の隠された真実
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1970年代から80年代にかけて、国際的な過激派組織として世界を揺るがした日本赤軍。その創設者であり最高幹部だった重信房子を母に持ったことは、彼女の運命を決定づけた。実父はパレスチナ解放人民戦線(PFLP)の指導的活動家とされ、まさにパレスチナ闘争の最前線が彼女の生まれた世界だった。
28歳になるまで自らの本名を名乗ることすら許されなかった境遇。日本という自らのルーツでありながら見たこともない「母国」に対する複雑な郷愁と、アラブ社会で育まれたアイデンティティ。母が日本で逮捕され、組織が解散へと向かう大きな歴史の転換点において、彼女は過酷な生い立ちを受け入れつつも、一人の独立した人間として歩む決意を固めることになる。