ミニトマトの茶色い斑点は食べられる?原因と対処法をプロが徹底解説
ミニトマトの茶色い斑点は食べられる?原因と対処法をプロが徹底解説に関する疑問や疑問点を徹底的にまとめました。要点を確実におさえることができます。
栽培中に「ミニトマトの葉っぱに茶色い斑点が出る原因」は、大半がカビ(糸状菌)または細菌による感染症です。葉の異変を初期段階で見抜くことで、果実への被害を未然に食い止めることができます。
第一に疑うべきは葉かび病です。葉かび病の見分け方として特徴的なのは、葉の表側に淡い黄色の不鮮明な斑紋が現れ、その真裏を見るとビロード状の淡褐色〜灰褐色のカビが密生する点です。梅雨時期や秋口など、気温20〜25度前後で湿度が高い環境下で爆発的に増殖します。
第二に、高温多湿期(25〜30度)に多発するのが褐斑病(かっぱんびょう)です。葉に黄褐色の小斑点ができ、次第に拡大して2〜5ミリの円形〜多角形の褐色病斑になります。病斑の中央がやや薄い灰色になり、周囲が黄色く縁取られるのが特徴で、放置すると下葉から急速に巻き上がって枯死に至ります。早期のトマト褐斑病の治療と病葉の除去が不可欠です。
第三に、最も壊滅的な被害をもたらすのが疫病(えきびょう)です。疫病の初期症状は、葉に熱湯をかけたような水浸状の暗緑色〜暗褐色の不定形病斑が現れることから始まります。低温多湿(特に雨続きの時期)を好み、進行速度が極めて早く、数日で茎まで黒褐色に変色して株全体をドロドロに枯死させます。
第四に、細菌(バクテリア)が原因となる斑点細菌病があります。葉に水浸状の小さな黒褐色の斑点が無数に発生し、斑点の周囲が黄色いハロー(変色部)で囲まれます。風雨や水やり時の泥はねによって傷口から侵入するため、雨よけやマルチングなどの斑点細菌病対策が極めて有効です。
最後に、花落ち部や傷口から侵入するトマトの灰色かび病予防も欠かせません。灰色かび病は、咲き終わってしぼんだ花弁が葉や実に付着したまま湿気を帯びることで発病し、褐色の病斑とともにモコモコとした灰色の粉状カビを形成します。