昭和天皇が眠る武蔵野陵|なぜ八王子に?参拝ルートと見どころ完全ガイド

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正門をくぐると、外界とはまったく異なる厳かな空気に包まれます。武蔵陵墓地の最大の魅力は、綿密に計算された造園美と、古代と近代が融合した独特の陵墓建築にあります。

正門から各御陵へと続く参道には、天を突くように整然と並ぶ北山杉(きたやますぎ)の並木が続きます。足元に敷き詰められた玉砂利を踏みしめる音だけが森に響き渡り、歩を進めるごとに心が洗われるような静寂を体感できます。

昭和天皇の武蔵野陵、大正天皇の多摩陵ともに、墳丘の構造は「上円下方墳(じょうえんげほうふん)」という形式が採用されています。下段が方形(四角形)、上段が円形(丸型)の二段構造になっており、古代の伝統美を継承しつつ、表面には美しい多摩川の玉石が規則正しく敷き詰められています。鳥居越しに望む武蔵野陵の稜線は、緑豊かな山並みを背景に息をのむほどの神聖さを放っています。

山口 彩花

山口 彩花

写真家・フォトエディター

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。

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