三角形の重心の求め方と公式を徹底解説!2対1の証明から座標まで
三角形の重心の求め方と公式を徹底解説!2対1の証明から座標までにまつわる興味深い視点を分かりやすく発信ます。
高校数学平面図形において、三角形の重心が中線を2:1に内分する性質は、中点連結定理と三角形の相似を用いることで驚くほど明快に導き出せます。ここでは試験での記述答案作成にも直結する標準的な三角形の重心2対1証明を確認します。
【ステップ1:2本の中線の交点を考える】
三角形$ABC$において、辺$AB$の中点を$D$、辺$AC$の中点を$E$とします。線分$BE$と線分$CD$の交点を$G$と名付けます。ここで線分$DE$を引くと、中点連結定理より以下の2つの条件が得られます。
- $DE \parallel BC$($DE$と$BC$は平行)
- $DE = \frac{1}{2} BC$($DE$の長さは$BC$の半分)
【ステップ2:砂時計型の相似比を利用する】
$DE \parallel BC$より、錯角が等しいため$\triangle GDE \sim \triangle GCB$(2組の角がそれぞれ等しい)が成り立ちます。相似比は対応する辺の比である$DE : BC = 1 : 2$です。したがって、交点$G$で交わる各線分の比も等しくなり、以下の関係が導かれます。
$$BG : GE = 2 : 1, \quad CG : GD = 2 : 1$$
【ステップ3:3本目の中線も同一の点を通ることの確認】
同様に、頂点$A$から引いた中線と辺$AC$の中線$BE$の交点を考えた場合も、全く同一の比率($2:1$)で交わります。これにより、3本の中線は過不足なく正確に1点$G$で交わり、すべての頂点に対して$2:1$の内分関係を保つことが論理的に確定します。