乾いた咳が続く原因と危険サイン|熱なしでも放置厳禁の理由を解説
乾いた咳が続く原因と危険サイン|熱なしでも放置厳禁の理由を解説の概要と注目ポイントを一挙に解説しました。
痰がほとんど絡まず「コンコン」「ケンケン」と響く咳を、医学用語で乾性咳嗽(かんせいがいそう)と呼びます。発熱や激しい咽頭痛を伴わない場合、細菌やウイルスによる急性気道感染症の急性期を過ぎているか、そもそも感染症以外の要因が気道を刺激している可能性が極めて濃厚です。
乾いた咳が続く原因一覧を臨床的な頻度と危険度から整理すると、以下のような疾患が挙げられます。
代表的なものとして、成人の長引く咳の半数近くを占める咳喘息や、喉のイガイガ感を主訴とするアレルギー性咳嗽(がいそう)があります。さらに、胃酸が食道を逆流して迷走神経を刺激する逆流性食道炎、感染症の治癒後も気道過敏性だけが残るマイコプラズマ肺炎の感染後咳嗽や新型コロナウイルス感染症の後遺症(Long COVID)も頻発しています。加えて、過度な緊張や自律神経の乱れから気道反射が過敏になる心因性(ストレス性)咳嗽や、降圧薬(ACE阻害薬)の副作用による薬剤性咳嗽も見落とせません。